「学校に行きたくない」と言ったら?5つのポイント【睡眠・脳疲労のサイン】

「学校に行きたくない」と言われたら、まず確認したい5つのこと

朝、「学校へ行きたくない」と子どもから言われると、親はとても不安になります。

「無理に行かせた方がいいのかな?」
「甘えなのかな?」
「休ませると、このまま不登校になってしまうのでは…」

そんな思いを抱える方も少なくありません。

もちろん学校での人間関係や勉強への不安が理由のこともあります。しかし、実際には心や身体の疲れが積み重なっていることも少なくありません。

今日は、ご家庭で最初に確認していただきたいポイントをご紹介します。

① 睡眠は十分に取れていますか?

子どもの成長には睡眠がとても重要です。

国のガイドラインでは、小学生から高校生は8~10時間程度の睡眠が望ましいとされています。

時間だけでなく、「疲れが取れる睡眠」ができているかも大切です。

例えば、

  • 寝つきが悪い
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 朝なかなか起きられない
  • 朝から疲れている様子がある

このような状態が続いている場合は、十分に身体や脳が休めていない可能性があります。

② 脳が疲れていませんか?

最近、

  • イライラしやすくなった
  • 暴言や暴力が増えた
  • 「疲れた」「しんどい」が口ぐせになった
  • 集中が続かない
  • 以前よりゲームや動画ばかり見たがる

このような変化はありませんか?

私たちは身体が疲れることは意識しますが、脳も疲れるということは見落としがちです。

学校では勉強だけでなく、人との関わりや集団生活など、多くの情報を処理しています。

発達特性のあるお子さんは特に刺激を受けやすく、気づかないうちに脳が疲れてしまうことがあります。

③ 理由を無理に聞き出そうとしない

子ども自身も、「なぜ学校へ行きたくないのか」が分からないことが
多くあります。

そのため、

「何があったの?何がいやなの?」
「理由を教えて」

と何度も聞かれると、かえって苦しくなることがあります。

まずは

「しんどいんだね。」
「教えてくれてありがとう。」

そんな一言が安心につながります。

④ 「行く・休む」の二択で考えない

学校へ行くことだけが正解ではありません。

例えば、

  • 午前中だけ登校する
  • 保健室や別室で過ごす
  • 放課後だけ先生と話す

など、子どもに合った「少しだけ挑戦する方法」が見つかることもあります。

無理をしすぎず、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。

⑤ 一人で抱え込まない

保護者だけで悩み続ける必要はありません。

子育ては、子どもだけを育てるものではなく、
親自身も支えられながら取り組むものです。

現在は共働き家庭も多く、仕事・家事・育児を毎日こなすだけでも大きな負担があります。忙しさの中で、お子さんとゆっくり向き合う時間を確保すること自体が難しいご家庭も少なくありません。

また、インターネットやSNSには子育てに関する情報があふれています。

「こうしなければいけない」
「もっと頑張らないと」

と、“正しい子育て”を意識し過ぎることで、かえって自分を追い込んでしまう保護者の方も増えています。

さらに、地域のつながりや親族からの何気ない言葉に悩み、
「親なんだから自分で何とかしなければ」と、一人で抱え込んでしまうこともあります。

しかし、親自身もストレスや不安、孤立感を抱える一人の人です。

だからこそ、学校、スクールカウンセラー、医療機関、放課後等デイサービスなど、それぞれの専門性を活かしながら、一緒に子どもの成長を支えていくことが大切です。

子どもが安心して成長するためには、まず保護者が少しでも心に余裕を持てることも大切な支援の一つだと、私たちは考えています。

最後に

「学校へ行きたくない」という言葉は、子どもからのSOSかもしれません。

だからといって、すぐに原因を探したり、無理に学校へ戻そうとしたりする必要はありません。

まずは睡眠や生活リズム、脳の疲れなど、心と身体の状態を整えることが大切です。

土台が整うことで、「今日は少し行ってみようかな」「話してみようかな」と、一歩踏み出せる子どももたくさんいます。

Natural Stepでは、不登校支援だけでなく、運動療育や保護者相談を通して、お子さんとご家族が安心して前に進めるようお手伝いしています。

一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。