ブロックを使って「均等に並べる」ことに挑戦しました。
発語のないお子さんも、自分の手で一つずつブロックを確かめながら並べていきました。
途中でずれてしまうこともありましたが、繰り返すうちに感覚をつかみ、最後にはきれいに
そろえることができました。

この活動には、いくつかの療育的なねらいが含まれています。
- 手指の巧緻性:ブロックをつかみ、位置を合わせる動作を通して指先の力やコントロールを高めます。
- 空間認知・見通しの力:並べる位置を考えながら、左右や高さの感覚を養います。
- 注意集中力:同じ動作を繰り返す中で、集中して取り組む時間を延ばすことにつながります。
- 達成感の共有:言葉で表現することは難しくても、完成した作品を見て明るい表情を見せるなど、
「できた!」という気持ちを行動や表情で伝えてくれました。
このような体験は、日常生活の中で「並べる」「揃える」といった整理整頓や学習の基礎にもつながっていきます。
今後も、お子さん一人ひとりの発達段階に合わせて、小さな成功体験を積み重ねられるよう支援を続けてまいります。
